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クリスマスプレゼントにもおすすめ!子ども心を取り戻せる名作絵本5選

  • 読み方講座
  • 2016.11.28

約 1659

いちばん古い記憶にある本は何ですか?
はじめて自分で読んだ本は何ですか?
小さい頃、何度も繰り返し読んだお気に入りの本は何ですか?
――タイトルはそれぞれ違っても、どれも「絵本」ではないでしょうか。

小さい頃いつもそばにあり、ときには誰かに読み聞かせてもらった絵本。
あの頃は宝物のように大切にしていたのに、今や手に取ることはほとんどないですよね。
それでも大人になった今読み返してみると、含蓄あるセリフにハッとさせられたり、子どものかわいらしい絵にほっこりしたり。
実は忙しい大人にこそ、おすすめしたいのです。

本コラムでは、子ども心を取り戻せるような、“ほっこり絵本”を4冊ピックアップしました。

おすすめ“ほっこり絵本”①:『はじめてのおつかい』
おねえちゃんになり、赤ちゃんの牛乳を買ってきて、と頼まれたみいちゃん。
100円玉を2枚、ぎゅっと握りしめて出かけますが……。

「おねえちゃんだから」と張り切る気持ち、はじめてのお出かけに不安いっぱいうれしさいっぱいで出かける気持ち、そしてお母さんの顔を見たときの安心感。
どのシーンにも、子ども心に戻って共感できる1冊です。
レトロな絵を眺めているだけでもほっこりしますよね。

『はじめてのおつかい』(筒井頼子 ・著、 林明子 ・イラスト) 

おすすめ“ほっこり絵本”②:『きょうはなんのひ?』
主人公のまみこは、両親の結婚記念日にすてきな仕掛けをします。
「きょうはなんのひだか、しってるの?しらなきゃかいだん三だんめ」という言葉を残して学校に行くまみこ。
おかあさんが階段を見ると……?

大人でもなかなか思いつかない、すてきな仕掛けに心が温まります。
お祝いの気持ちをあらわすには、お金じゃなくて気持ちが大切なんだな、と改めて気づかされる1冊です。

『きょうはなんのひ?』(瀬田貞二 ・著、 林明子・イラスト) 

おすすめ“ほっこり絵本”③:『ぐりとぐら』
ある日、森に出かけたぐりとぐらは、大きなたまごを見つけます。
2匹が取った行動は、なんと「あさから ばんまで たべても、まだ のこるぐらいの おおきい かすてら」を焼くこと!
森の中から動物たちが集まってきて、みんなで楽しくパーティします。

言わずと知れた名作。
子どもの頃、「あさから ばんまで たべても、まだ のこるぐらいの おおきい かすてら」に憧れませんでしたか?
大人になった今なら、そんな夢もラクラク叶えることができますね。

『ぐりとぐら』(なかがわ りえこ ・著、 おおむら ゆりこ・イラスト) 

おすすめ“ほっこり絵本”④:『おおきな木』
木と少年。彼らはとても仲良しです。
少年が成長し、青年になり、老人になり……。
成長するにつれ、彼にはいろいろな願望がでてきます。
そのたびに自分を犠牲にして、彼の願いを叶える木。
そして最後には……。

村上春樹さんの訳が有名ですよね。
木や少年になったつもりで読んでみたり、木と少年の関係を親子や夫婦の関係に置き換えてみたりと、シンプルながら多様な読み解き方がある、奥深い1冊です。

『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン ・著、 村上春樹 ・翻訳) 

おすすめ“ほっこり絵本”⑤:『バムとケロのおかいもの』
仲良しコンビのバムとケロ。
みんなで車に乗っておかいものに出かけます。
生地屋さんに行って雑貨屋さんに行ってそれから……。

大人気“バムとケロ”シリーズの4冊目。
5冊出ている絵本のうち、どれもおすすめですが、このシリーズのポイント「細かな細かなイラストの書き込み」が一番楽しいのがこちら。
何度眺めても、新しい発見があります。

『バムとケロのおかいもの』(島田ゆか・著) 

いかがでしたか?
大人になってはじめて読み取れることがあります。
そしてもしかすると、5年後、10年後に読むとさらに新しい発見があるかもしれません。
5年後、10年後のあなたに……そんな思いをこめて、自分に、誰かにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。


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