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喜怒哀楽

ことしん


約 10477

人間は感情の生き物

だから上手く行くときも

行かないときもある

そこから生まれる疑問

 

 

CORE

 

初冬の日差しに包まれながら僕は将来(みらい)を想う

池には疲れた鳥たちが羽を休めるかのようにゆっくりと

 

川面に描きながらまた明日へ向かうために浮かぶ

側に見つめる子供たちもこれからいろんな困難があるだろう

 

歴史はずっと繰り返しているから たぶん繰り返すんだろう

でも少しだけほんの少しだけ前に進んでまた涙流すんだろう

 

犠牲に散って逝った人たちのためにきっと生きていく

出会った人たちとこれから出会う人たちのために生きる

 

僕は静寂な空気の中で優しい日差しの中でゼロに戻り

出会った人たちの顔 声 雰囲気を身体に浴びている

 

心は少しだけ落ち着いて僕は将来(みらい)を想う

群衆の中での僕とは違う心の中の僕に出会った

 

初冬の日差しに包まれながら僕は将来(みらい)を想う

僕は何処へ行くのか?何処へ向かっているんだろうか

 

 

喜び

人から見ればほんのちっぽけなことでも

達成感から得られる喜び

感動から得られる喜び

ほんのささいな言葉

 

 

小さな幸せ

僕はぼんやり眺めていた

この空はなぜ青いのか・・・

僕はぼんやり眺めていた

あの雲は何処へ行くんだろう・・・

当たりまえの日常の中で

少しだけ嬉しいことがあった

ほんの小さなことだけど・・・・

僕はぼんやり眺めていた

星のずっと向こうは何がある・・・

僕はぼんやり眺めていた

見下ろす家並みを・・・

当たりまえの日常の中で

少しだけ嬉しいことがあった

ほんの小さなことだけど・・・・

ほんの小さなことだけど・・・・

 

 

春の足音が近づいている

春の足音が近づいている

眠ってた木が目を覚ましている

 

 

桜の花たちが舞い踊る

この季節が好きになりました

 

 

俺たちはゆっくりと歩いた

暖かい日差しに包まれていた

 

 

俺の家には小さいベッドが待っている

優しく花のように美しくと思いを込めた

 

 

すくすくと大きくなればよい

笑い泣き怒りそして立ち上がり

明日はどんな君にあえるだろうか

 

 

今年も春の足音が聞こえてくる

眠ってた木が目を覚ましている

 

 

今年も春の足音が聞こえてくる

この季節が楽しみになりました

 

 

 

 

小さな命とともに

 サクラの木の下で ぼんやり考えていた

これから君を守っていけるだろうか?

 

僕一人の命でなく 君のために命をかけれるか

でも 握り返した小さな手は僕を信じている

 

立ち止まっては歩き出し 時には走り出す

廻りの景色なんか関係ないくらいに

 

振り向く君はいつも僕を確かめていた

 

がんばろう がんばろう 君のために頑張るよ

人として 人として 君のために頑張るよ

 

海へと続くこの川は ゆっくり流れている

これから僕は守っていけるだろうか?

 

舞い踊る鳥たちに 僕の思いは分かるわけでもなく

君の笑顔と泣き顔が交差している空模様

 

立ち止まった君の瞳の先には 小さな花がある

廻りのことなど気にせずに見つめてる

 

小さな背中は確かに僕を信じている

 

がんばろう がんばろう 君のために頑張るよ

人として 初めて信用してくれた君のために

 

がんばろう がんばろう 君のために頑張るよ

僕のすべてを君にささげよう

 

僕の心と君の心にはきっと偽りなどないのだから

 

 

MAMA

腕の中で眠る その時は

 

いつも優しくて

 

暗闇の中から聞こえた声は

 

MAMAとPAPA

 

やっと会えたね 聞いてたよ

 

優しい声で

 

話しかけてくれる

 

いつもそばにいてくれる人

 

時には優しく 時には激しく

 

でも心の中は変わらなくて

 

MAMAとPAPA

 

会えてよかったよ

 

 

「笑顔」 

どんな嫌なことがあっても

 

どんなに悔しいことがあっても

 

「笑顔」があればそれでいい

 

 

苦しい時こそ 笑いあって

 

そこから広がる人の輪が

 

幸せを運んでくれる

 

 

一生懸命頑張ったら

 

例え今がだめだとしても

 

きっと誰かが助けてくれる

 

 

「笑顔」があれば

 

 

怒り

人は何に怒り

 

何を得るのだろう

 

思いどおりにいかなかったり

 

矛盾を感じたり

 

誰かのせいにしたり

 

怒りから何がうまれるのだろうか?

 

 

 

老人のひとりごと 2016

わがままな暮らしが続く

生まれた時から裕福な暮らしで

お金で何でも買えると教えられ

隣の人の暮らしなど知る由もなく

 

戦後の日本は働けと急かされ

風に吹かれて働き続け

今はもう何でも手に入り

必要なものはもうあまりない

 

時代が変ったと言われればそれまでなんだけど

人を思う気持ちは忘れないでいてほしい

 

常識だとか非常識だとか

いくら話し合っても答えはなく

争うことから逃げて

暖かい家族に支えられている

 

必死になることなんかない

汗を流して走る事なんかない

今はどうやって人を追い抜くか

机に向かって考えている

 

時代が変わったと言えばそれまでなんだけど

たまには隣の人の言葉に耳を傾けて

 

 

命の大切さを忘れないで 2016

握りしめた拳の中は光り輝く刀

震える手を押さえながら振り下ろす

 

澄みわたった空気を大きく吸い込み

流れる汗も気づかぬままで振り下ろす

 

でも今も変わっていない病んだ現代社会

いつの時も同じならば馬鹿げた話

これが未来ならば幕末の志士も浮かばれぬ

 

思いつめた瞳は愛する人へ向かうのか?

信じてくれる人へ拳を下ろす

 

一人ぼっちで溢れるテレビの声の中

主人公になったつもりの裏切り行為

 

愛する人も見つからない

いつも輝くコンビニの光に惑わされて

これが現実ならば大空に消えた戦士は浮かばれぬ

 

いつの時も迷いながら 戸惑いながら生きてきた

愛する人のために踏ん張ってきた人たち

命のチェーンは今もしっかりと受け継いで・・・

 

 

おい、大人たち

WEBに雑誌にテレビに音楽さえも

情報が氾濫しているこの国で

どうしたらまともな人間になれるんだろう

俺は今日も頭をかかえ考え込んでいる

 

今時の子供たちは週に5回の塾に通い

人の冷たさや温かさを感じることなく

どうしてまともな人間になれるんだろう

俺は今日も頭をかかえ考え込んでいる

 

バカな大人たちが今日も子供をいじめてる

TVニュースが流れるたびにいつも

子供たちは食い入るように冷めた目で見ている

俺は今日も目を伏せながら考え込んでいる

 

ランドセルを背負った少女が知らぬ大人に連れられ

俺はどうしようもない頭痛に悩まされて

大人が自分勝手の幸せを優先するから

罪のない子供の命がまた消えた・・・・。

 

いらない

言いたいことがある 言えないことがある世の中

誰かの利益のために すべてを犠牲にするなんて

 

きっと怖いんだろう 潰されコケにされるのが

だけど許したらいけないことがある 声を高らかに

 

揺れる草木 大木 群がる小鳥たち 花はいつも綺麗に咲いてる

舞い踊る蝶 身を隠してるバッタ 何年も土の中生きてる

 

失くして初めて気付く 取り替えがきくうちに 今

今しかないだろう ここで声をあげなければ

 

幸せな時間を奪い取る権利は 誰にもないはず

この国のリーダーにさえも 間違いはあるんだ

 

例えば 理屈詰めにされたとしても 一呼吸おいて

単純にすべての答えは簡単なもの 優先順位はどこ?

 

誰かの利益のためだけにすべてを犠牲にするなんて

馬鹿げて声にもならないから 明日二人で話しませんか?

 

失くしてからじゃ遅いだろう? 心揺れるそのままじゃ

地に足着いてないだろう? そうじゃない? 闇に隠れてる

 

輝く海 青い空 大空を舞うはトンビか 輝く太陽が眩しい

海の臭い 草の臭い グランドの臭い 朝の街の臭い

 

失くして初めて気付く 取り替えがきくうちに 今

今しかないだろう 明日迎えに行くから待っててね

 

いる?ホント?いる?ホント?いらないでしょ?ホントは

誰かの犠牲の上に立つ幸せなんて 誰も望んでないだろう

 

 

黒い袋

 嘘で固められたボールを投げたら

完璧なまでに打ちのめされた朝

 

声高らかに叫んでいる馬鹿げた奴

何を信じていいの なんて心にもない

 

言葉はいつも真実を語るとは限らない

文字ならなおのこと ましてやTVなんて

 

真っ直ぐな瞳が語るその言葉を飲み込んで

真っ直ぐに言葉を返したときだけが真実

 

泣いても 悔やんでも 信じたのならば

ただ ただ 疑うことなく進めばいい

 

転がったボールを拾い集めてみれば

何かが違う そんな一瞬に出会うだろう

 

横並びになる必要などどこにもないから

色も形も違う ましてや見えかたは無限大

 

裏切られて 腹立たしく 拳握りしめても

怒りからは何も生まれないのなら

 

真っ直ぐな瞳が語るその真実をしっかり

自分のものになるまでボールを集めて

 

例えば何も隠すことがないのなら

まっさらな透明な袋に詰め込んでみよう

 

苦し紛れの言い訳は なんのため?

自分の地位が不安になるから ずっと

 

嘘で固められた言葉を放つから 誰も

いつかはいなくなって また言い訳考えて

 

群がるハイエナたちは 今が愛しくて

明日になれば きっと別の住みかを探す

 

黒い袋に詰め込んだものは行き場がなく

それでも詰め込んで 時に身を任せる

 

心配しないでね 大丈夫だから と笑顔で

語るその瞳に真実はあるのだろうか?

 

 

僕は戦争を知らないで育った

真夏の太陽が突き刺す

風も無く 蝉の声がせわしない

いやな事でも笑顔で答えて

ただ非常な神がいることを知る

 

この青空の向こうでは

高く煙が 立ち上っている

幾千もの人たちの夢も

ただ欠片すらも何処にもない・・・・

 

いつも戦闘音にビビリながら

過ごした日々は嫌で 嫌で嫌で

仕方が無かったろうけれど

運命は神のみぞ知ることになる

 

頭の良い人たちがいる

運命はその人たちが握っている

母は涙をこらえて手をふり

最敬礼で家を後にする・・・・

 

戦争という時代を超えて

幸せがこの国に舞い降りたけれど

何も出来なかった人たちの魂を

忘れてはならない

 

戦争という時代を超えて

幸せがこの国に舞い降りたけれど

夢すら見れなかった人たちの魂を

忘れてはならない

 

無常に散った人たちのことを・・・

 

 

約束から70年

ほんとは、青々と繁った草木と

セミの声と無邪気な子供たちの声

 

見守る老人と母親の優しい瞳と

それでも駆け回る子供たちの姿

 

自分の意見もろくに言えない雰囲気

正しいことはたったひとつだけで

 

誰も信じて疑わなかったあの夏の日

 

ほんとは、嫌で嫌でたまらなかったけど

口に出せない辛さと 切なさでいつも

 

心が窮屈で 愛することすらできなくて

それでも何する訳でもなく 時間が

 

追ってきては 迫ってきて 短くて

考える暇もなく 流れていくだけで

 

それでも彼女との約束を忘れない日々

 

ほんとは、人と戦う意味など0に等しく

自分との戦いのほうが大切なことであり

 

ちょっとした意見の違いからいつも

いつも人は人を傷つけてしまうもので

 

思想、宗教、哲学、環境、すべて違うけど

産まれ、目を開き、立ち上がり 夢をみる

 

単純な約束も守れないでいる日々よ

 

ほんとは、自己満足から争いは始まり

偽りだらけの思いやりを声高々と語り

 

それでも流されるだけでせーいっぱいで

明日を生きるために泣いてばかりでなく

 

無理にでも笑顔で頑張る親の背中は

何を語る訳でもなく ただ大きく見えた

 

太陽は明日もギラギラ輝いていると

 

あの夏の日の少年たちは大人になれなかった

夢も希望もあの空に砕け散ったからこそ

 

今の暮らしがあることを忘れてはいけない

 

 

哀しみ

人は永遠の別れすら

忘れてしまうかのように

何かに追われ

過ごしていくだろう

時には思い出すことによって

勇気の一歩を踏み出せるのかもしれない

 

 

 

風がふくとき

流れる時間に身を任せながら

やっとゆっくり 二人で暮らせる

 

優しい風と揺れる草木がいいね

時々 走る車と電車の音が心地よい

 

ラジオとテレビ 時々息子からの電話

二人だけのこの時間を大事にしたい

 

たわいない会話に小さな幸せがあり

ミルクとパンのブレックファーストがお決まり

 

でも もうすぐ世界中に及ぶ 風が吹くという

でも大丈夫 大丈夫 明日になれば

誰かが教えに来てくれるから

 

人を信じて 尚待ち続けている

雨が降り 雨水を飲み飢えを凌ぐ

 

情報が遮断され 不安が募っても

励ましあって 最後まで失わない希望

 

心 折れそうになっても二人で明日になれば

また たわいもない話しをする

 

街は誰もいない 静寂な時間

忘れさられたの? 不安の中 今日も眠る

 

頭が痛い お腹が痛い 髪の毛が抜け落ち

斑点が体中にできた

 

風が吹いた瞬間 窓も屋根も吹き飛んだ

でも大丈夫 大丈夫 明日になれば

誰かが助けに来てくれるから

 

風が吹いた瞬間 窓も屋根も吹き飛んだ

でも大丈夫 大丈夫 明日を信じよう

誰かが迎えに来てくれるから

 

信じて 信じて 今は他の場所が大変だから

もう少しだけ 頑張ってみよう

 

頭が痛い お腹が痛い 食欲がない

何も考えたくはない 眼がかすむ

ちょっと横になろうかな

 

もう 無理しないでいいよ

二人で 眠ろう・・・

 

二人で 眠ろう・・

 

 

旅立つときを迎えた君よ

静かに今旅立つときを迎えた君よ

まだまだやり残した事もあったろう

僕をずっと遠くで見ていておくれ

 

もう苦しまなくていいんだよ

もう涙流さなくていいんだよ

今はゆっくりお休み

 

暑い日差しの中でいつも声をあげて

汗を流したあの日々はもう戻らない・・・

 

いつか君ともう一度 あの夏を迎えたい

その思いも叶わぬままに君は旅立ち

僕達にいつも勇気をくれていたんだよね

 

もう苦しまなくていいんだよ

もう涙流さなくていいんだよ

今はゆっくりお休み

 

夕暮れ沈むグランドに響いた声は

君と笑いあったあの日々はもう戻らない・・・

 

もう苦しまなくていいんだよ

もう涙流さなくていいんだよ

今はゆっくりお休み

 

今はゆっくりお休み・・・

もう会えない君よ・・・

 

 

共に戦った友よ

共に戦った友よ いつも気を使いながら

笑顔で話してる顔が印象的で

 

共に戦った友よ 長い長い歴史の中で

そんなに偉そうにするわけでなく

 

年下だろうが 年上であろうが

 

何を求めてきたの 何処へ向かうのか

泣いた時もあろう 悔しい時もあろう

大きな心で いつも見つめていたんだろう

 

春も近いし これからやっと日の当たる

そんな 日も近いと思ってたので

これからやっと苦労が報われる日が来るのに

 

共に戦った友よ どうして別れは来るのだろう

共に戦った友よ どうして寂しい結末なんだ

 

共に戦った友よ ここでしか会えなかっただろう

共に戦った友よ またな!すら言えないんだろう

 

運命とは何がおこるかわからない

時にイタズラに 時に非情に 時に怒りさえ

覚える でも時には笑えあえた

 

共に戦った友よ

天高く。。。

 

 

1.9の別れ

きらきら光る 海を見ながら

昨日のあなたの顔を思い出す

 

嫌なこともある 楽しいこともある

何もかもから開放されて

 

やっと自由になったんだね

 

好きなお酒も好きなだけ飲んで

 

穏やかに 穏やかに 眠っている

 

追いかけた雲は形を変えて

新しい形を創り出していく

 

風が少しだけ 冷たくていいね

何もないこの感じがいいよね

 

あなたと過ごした時間に乾杯

 

大好きな街に別れを告げて

 

天高く 昇って 見守ってね

 

ありがとう・・・

 

 

西山監督に捧ぐ

一人淋しい夜は 遠回りして帰りました

夜空を見上げると ふとあなたを思い出しました

 

あなたはいつも優しくて 強くて

僕にとっての憧れは あなたでした

 

どこで間違ったのか? どこで狂ったのか?

これからも教えてほしかったのに

 

夜空は教えてはくれません あなたは教えてはくれません

あの時の笑顔は僕の心の中に いつもいるのに

 

一人困った時は あの頃のことを思い出します

街を歩いて答えを探そうとして ひたすら歩きます

 

あなたはいつも厳しくて 強くて

僕にとっての憧れは あなたでした

 

卒業して会えなくなって 知らぬ間にいなくなって

最近ご無沙汰で申し訳なかったけど

 

長い年月の中で 僕は大人になったけれど

あなたは大人の僕を知らないままに 逝ってしまった

 

いつも心の中には 憧れのあなたがいて

心を支えてくれているような気がします

 

「ありがとう」も言えぬままに・・・・

 

最後の分かれ道

流れる雲 大きな入道雲

いくつも出会った人たちに

 

思いをよせ 感謝して 信じて

誰も答えてはくれなかったから

 

一人で考えていくつかの分かれ道

信じた道を はいつくばって行く

 

だけど答えなんかない 生き抜く力

笑って過ごす勇気がほしかった

 

一生懸命 話してくれた人たち

ヒントを置いて また過ぎ去って

 

夢を語り 愛を語り 前へ

輝く太陽をただ ただ信じて

 

残された時間は少しだけかも

最後の分かれ道かも知れない

 

だから最後の力を信じていく

分かれ道の前 後悔しないように

 

いつも一人きり 膝小僧抱えて

最後の分かれ道の前 唇噛み締めた

 

 

楽しみ

人は成長する生き物

できなかったことが

できるようになって

少しづつ

ほんの少しだけ

一歩を踏み出すことができる

こんな自分が楽しみです

 

 

夢は続く

校舎の影 階段 トイレ 教室

誰か助けてと泣き叫んでも

 

無力な大人達は知らんぷり

誰が一番強いか いつも話してた

 

タバコの煙 シンナーの匂い

排気ガスの向こうには 何がある

 

争い 戦い かき消される チャイム

いつも誰かの泣き叫ぶ声がする

 

嫌だ嫌だと頭を抱え

早く大人になりたかった あの夏の日

くだらない くたびれた

大人にはならないと誓って

 

夢を描いた

校舎の壁 泣き叫ぶ 悲鳴を聞いた

頭から離れない日々が続いた

 

保身に走る大人達を捕まえては

容赦なく殴り続けて 涙が流れた

 

輝く入道雲 透き通る

青い空のその向こうには何が見えるか?

 

葛藤の中 この溢れる力は

何処へ向かうべきか考えた

 

誰にも頼らず 媚びず 恨まず 怒らず

たった一人でも 生きていく覚悟と

くだらない くたびれた

大人にはならないと誓って

 

夢を描いた 

 

  

風に吹かれて

いつまでたっても ホントにやりたいこと

見つけられなくて 今なお歩き続けている

 

我慢が出来なくて 真実が知りたくて

でもホントの答えは嘘の奥底にある

 

誰が教えてよ 上手くいく方法を

誰か教えてよ 幸せになる方法を

 

人は誰もが自分が一番可愛くて

時々真実を誤魔化して生きている

 

それでいいの?ほんとにそれでいいの?

 

風に吹かれて 時間に流されて

言葉に流されて 今日も彷徨い歩いている

 

いつまでたっても 回り道している

まっすぐに行けばよかったのになぁって

 

嘘だらけのこの道も 時には新しくて

知らないことも 出会った人たちに感謝

 

上手くすり抜けていく人たちを

時には羨ましく思ったりもした

 

いつも二つの道があって 迷うけれど

いつも自分で決めてきたことだから

 

それでいいよ 自分を信じてきたから

 

風に吹かれて 時間に流されて

言葉に流されても 自分を信じて行こう

 

 

ゆっくり歩いてみた

普段よりゆっくり歩いてみた

友達の事 仕事の事

 

せかせか働く毎日だから

普段よりゆっくり歩いてみた

 

人生あとどのくらいですか?

今の僕で大丈夫ですか?

 

普段よりゆっくり歩いてみた

いろんな明かりが灯っている

 

いろんな人たちがいるもんで

ゆっくり歩いて気付いたこと

 

今よりもっとうまくいくこと

多分ありそうなんです

 

そろそろ休憩しませんか?

そろそろふりかえりませんか?

今まで歩いてきた人生を

 

普段よりゆっくり歩いてみた

家族の事 両親の事

 

くるくる廻る時代の中だから

普段よりゆっくり歩いてみた

 

僕の思いは伝わってますか?

今の僕で大丈夫ですか?

 

普段よりゆっくり歩いてみた

今日も一日が足早に過ぎたから

 

いろんなことが毎日あるもので

普段よりゆっくり歩いてみた

 

ゆっくり歩いて気付いたこと

無邪気な子供の声が聞こえる

 

 

サクラサク

挫折を力に変えて 乗り越えてきた

時には足に力が入らずに へたり込んだ

 

憧れた 東京の街

新幹線から流れる景色に思い込めた

20歳の春

 

悔しくて泣いて 寂しくて泣いて

踏ん張って泣いて 夜が明ける

 

 

冷たく当たられた 影でこそこそ話されて

心が痛くて うずくまって立ち上がれない

 

それでも憧れには

終わらせないぞと 踏ん張っても 蹴飛ばされた

桜の頃

 

思い出しては泣いて 情けなくて泣いて

知らずに拳握りしめ 夜が明ける

 

誰にも負けない負けるわけにはいかない

悔しくて立ち上がれないほどに苦しくて

 

涙の数 誰かを傷つけ

知らず知らずのうちに誰かに支えられている

そう気づいた時

 

頑張ると泣いて 会いたくなってもなお

この街に踏ん張る事を決めた夜

 

挫折を力に変えて 乗り越えてきた

足に力が入らずに へたり込んでもなお

 

憧れた 東京の街

新幹線から流れる景色に思い込めた

サクラの花に誓った

 

「あれからどうですか?憧れた東京は?

かれこれ20年以上立ちましたよ」

 

「あの頃と変わらず お金もなく苦しい時ばかりだけど

相変わらず 夢を追いかけてます」

 

「まだまだ まだまだ これからです」