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原因不明の鼻血。
6年前から約4年間続いた、子供の原因不明の鼻血。なかなか止まらず、30分以上続いて、ティッシュの箱がすぐ空になってしまうことが何度かありました。耳鼻科に行っても原因がわからなかったのですが、今になって[ 続きを読む ]
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実話|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第9話
福沢諭吉は言った。 「人の上に人をつくらず。人の下に人をつくらず。」 諭吉の奥さんが言った。 「私はつくるわよ。」 そして上から長男、次男のあと、長女から五女、そしてその下に三男、四男と計9人の子供を[ 続きを読む ]
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猿と狸の化かしあい2|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第8話
「秀吉殿は、城攻めの天才ですな。備中高松城の水攻め、三木城の兵糧攻めなど奇想天外じゃ。」 と家康は晩年の秀吉に酒を継ぎながら言った。 「家康殿、もっと奇想天外な攻め方もありますぞ。一旦講和して堀を埋め[ 続きを読む ]
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真田の抜け穴|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第7話
大坂の陣の後、徳川軍は、真田幸村が最前線で戦った「真田丸」を調査し、大坂城方面に続く抜け穴を発見した。 「なるほど、真田丸が攻め落とされた後、真田幸村は、ここを通って大坂城へ戻り、戦い続けたのか。中も[ 続きを読む ]
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小野|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第6話
その男は小野小町と不倫関係にあったが、 別れ話を持ち出されると激高し首を絞めて殺害した。 男は小町の死体を人里離れた山奥まで運び重しをつけると沼に突き落とした。 すると沼から精霊が表れ男に尋ねた。 「[ 続きを読む ]
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三月の指環
今日は仕事が休みで、もうしばらく、春の二度寝を満喫、と思ったが、飼い犬から強烈な肉球パンチを顔に喰らわされ、仕方なく起きた。着替える前に箪笥の一番上の、小さな抽斗を開け、銀の指輪を取り出し、右手の中[ 続きを読む ]
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こうかい|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第5話
勝海舟を乗せた咸臨丸は、北太平洋を航海していた。 船酔いした勝が夜風に当たろうと甲板に出ていくと、 船の先端で両手を水平に広げている金持ちの女と、それを後ろから抱きしめている小男がいた。 「やめろ~」[ 続きを読む ]
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西遊記|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第4話
牛魔王の住む村に、三蔵法師一行が到着した。 その夜、牛魔王は突然お腹を押さえて苦しみ死んでしまった。 状況から見ると食中毒のようだった。 検死官が牛魔王の部下に尋ねた。 「今日何を食べておられたか。」[ 続きを読む ]
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商人の戦い|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第3話
「おい。ちゃんとやったか?」 「へい。今夜、池田屋で倒幕の志士の会合があると新撰組に密告しておきました。」 「よし。これで池田屋も終わりや。これから志士の宿は、この寺田屋の独占になるで。」 (完)
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織田の血|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第2話
「ふふふふふ。」 幼い三人の娘と別れたお市は、不敵な笑いを浮かべると、燃え盛る城の奥で自害した。 信長の妹であるお市は、信長が天下をとることを確信していた。 しかし信長は本能寺で非業の死を遂げた。天下[ 続きを読む ]
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猿と狸の化かしあい|ショートショート集「本能寺の片隅にて」第1話
晩年、太閤秀吉が家康に質問した。「徳川殿は何がお得意か。」狸親父と言われている家康は『猿まわし』と答えようとしてやめた。「狸寝入りです。」「ほほ。それは何かの『ネタ振り』ですかな。」秀吉は『寝た振り』[ 続きを読む ]
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非定型精神病?
当時、高校生だった私は作文を書いていましたが、同じ言葉を2回も使ってしまい、なぜだか考えがまとまらなくなりました。 自分でもおかしいと思いましたが、どこがおかしいのがわからず、まさか、自分が精神病にな[ 続きを読む ]